今夜、ロマンス劇場で

 

 

 

 

 

久しぶりに、また観たいと思える映画に出会いました。

 

 

 

 

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映画館でのお供はココア派です。

 

 

 

 

 

 

 

 

公開日の1ヶ月程前、ポスターを見たときにすごく惹かれて絶対に観たいと思っていたこの作品は、本当に本当に観てよかった。

 

 

 

 

登場人物全員が愛に溢れていて、一人ひとりがそれぞれを思い、行動を選択しながら生きていた気がします。

 

 

簡単なネタバレをするとしたら、シェネルさんが歌う主題歌「奇跡」がストーリーにとても合っていました。というよりも、作品がそのまま歌になっている気がして、エンドロールでも号泣でした。

 

 

 

 

 

 

 

ここからは作品の内容を思い出しつつ感想を書いていきます。つまり完全なネタバレ。

 

 

 

 

 

 

 

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(「今夜、ロマンス劇場で」公式Instagramより引用)

 

 上映開始から時が経ち観られることのなくなった映画「お転婆姫と三獣士」。錆びた箱に収納され棚にしまわれたフィルムを見つけ、毎日のように作品を観てはヒロインに想いを寄せていたのが坂口健太郎さん演じる牧野健司。そしてそのヒロインが綾瀬はるかさん演じる美雪。

 

 

 

ある日、毎晩のように映画館を貸し切りいつもと同じ作品を観ていると突然館内が停電に。

館内の電気が復旧したとき目の前にいたのは、想いを寄せていたヒロイン・美雪でした。

スクリーンの世界から目の前に現れた美雪は、お転婆でわがままで美しくて、しかしその姿は白黒で、色を知らない女性でした。

 

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(「今夜、ロマンス劇場で」公式Instagramより引用)

 

 

 

 

 

ふたりで過ごしていくうちに距離が縮まっていき、ずっと隣にいてほしいと想いを伝える健司。しかし美雪からの返事は"無理"。その理由こそが美雪の秘密であり、この世界に来ることに対する代償でした。

 

 

 

理由とは「人のぬくもりに触れたら消えてしまう」こと。

ただ「人に触れたら」ではなく"ぬくもり"という言葉を加えた表現だからこそ心を打たれた気がします。"ぬくもり"っていい言葉だよね、わかる。

 

 

 

美雪がそんな代償を払ってまでこの世界にきた理由は健司に会いたかったから。

もう誰にも観られなくなった映画を、そして自分を見つけてくれた人に直接会ってみたかったから。

ずっと会いたかった人に会えて一緒に過ごせる喜びと同時に、気持ちに応えられないことやぬくもりに触れることが出来ないことへのもどかしさがずっとあっただろうし、このことを打ち明けるまで、触れられないようにと警戒をしつつその苦労を見せずに過ごしてきた美雪はとてもつよい人だなと思いました。

 

 

このあと美雪は一度健司の家から出ていってしまうんだけど、ロマンス劇場(映画館の名前)で再会します。そこで健司ははじめて美雪に「だいすき」って言葉を伝えます。隣にいてほしいと伝えたときにはこの言葉を言っていなかったから。

このときの美雪はすごく嬉しそうで、今までのお姫様と下僕のような関係からお互いに想いを寄せるふたりの関係になったのが最もわかる瞬間だった気がします。

美雪は目に涙を浮かべながら、はじめて健司のことを名前で呼んで「その言葉だけで十分。だから最後に抱きしめて」と伝えます。

 

 

 

 

でも健司は抱きしめなかったんだよ~~~。

ぬくもりに触れることが出来なくても、健司はふたりで一緒に生きることを選択しました。

この答えが美雪と離れている間に健司が出した答えでした。

 

 

 

 

映画の助監督の仕事をしていた健司は美雪との出来事を作品にしたんだけど、抱きしめてと言われた後の結末は違っていて。

最後は健司が美雪の生きていた白と黒の世界に入り込み、その世界に色をつけてストーリーは終わったんだけど、もう1回そのシーンを観たいな。どうやって健司は美雪の住んでいた世界に入り込んだんだろう。健司はどんなふうに原稿に書き留めて作品を仕上げたんだろうって、すごく気になる。

 

 

 

 

 

 

実際には健司は美雪との未来を選んだから、美雪は健司の住む世界で生きていて、スクリーンの中から出てきたから老いることがなくて。

健司だけが歳を重ねて、もう間もなく息を引きとるっていう瞬間、美雪は健司に「あなたと見た景色はすべて綺麗だった」「わたしを見つけてくれてありがとう」って言ったの。はじめて美雪から健司に「ありがとう」って言ったのを聞きました。そのあとに「もういいよね」って言って、健司の手を握ってぬくもりを感じて「こんなにあたたかかったんだね」って美雪は言ったの。やっとぬくもりに触れることが出来てよかったね。っていう気持ちと、大切な人と同じタイミングでこの世界での人生を終えるという現実では到底出来かねることへの少しの憧れの気持ちを持ってこのシーンを観ていました。

 

 

 

 

 

 

ここまで美雪や健司について書いてたけど、ほかの人たちも思いやりがあって真っ直ぐな人ばかりで、とても心があたたまります。

 

 

 

 

 

ほかに印象に残っているのは天気のこと。3回くらい雨のシーンがあるんだけど、どれも美雪の心の描写な気がしました。

健司が美雪を突き放した直後、健司からの告白に無理という返事をしたとき、健司の家から出ていくとき… 美雪が涙を流さずとも堪えたくなるような瞬間に雨が降っていたのを覚えています。考えすぎかなぁ。

 

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 (「今夜、ロマンス劇場で」公式Instagramより引用)

 

 

 

 

 

 

 

ぐだぐだと感想を書いてしまったけど、とってもとってもいい映画だった!!!

 

 

 

 

 

綾瀬はるかさんの劇中での素晴らしい演技とバラエティ番組で見る可愛らしい姿とのギャップにも惚れ惚れしました。

 

 

 

 

 

 

 

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運命なんて飛び越えて、

私はあなたに逢いにいく。

 

 

 

っていうフレーズも、ありきたりな気がしつつ結局響いてしまうよね~。

 

 

 

 

 

 

大満足の作品でした。

ありがとうございました。

 

 

 

 

セリフはすべてニュアンスです。